今回のコロナ禍において、介護の在り方にも変化がおきています。
感染拡大に伴い、ヘルパーサービスやショートステイ・デイサービスなどの、在宅介護に欠かせない社会資源の利用が困難な事態となってしまいました。本来、住み慣れた環境にて、家族を身近に感じながら在宅介護を受けることは、良い事ではありました。しかし、コロナ禍においては、社会情勢の変化により、家族の介護時間の変化や家族からの感染リスクなど、今までにはなかった様々な問題に直面しています。その為に、介護度の高い方ほど家族の疲労は増し、在宅介護を行うことが困難になりつつあります。その一方で、施設介護には家族の負担が軽減される事や、設備の整った環境で安定した介護サービスを提供できるという良い点があります。
当法人の施設は、有料老人ホームですので、24時間の見守り体制により不測の事態への対応も含めて、安心で安定した介護サービスを提供することができます。
もちろん、施設の集団感染も報告されており、感染の可能性がゼロとは言えません。しかし、様々な専門職が協力し合うことによって、衛生環境を整え、利用者の口腔内ケアを始めとする身体的ケアにしっかりと取り組むことにより「なりにくい環境」をつくる事は出来ると考えています。
現代は「見通しのつかない社会」となってしまいました。その中で、より良いサービスを提供することによって利用者の最期まで「見通しをつける」ことができるのは、このような施設の大きな強みと思います。コロナと共生していく社会だからこそ、様々な専門職が協力し合い、安心で安定的な介護を提供して、利用者の生活を支える施設が必要だと考えています。
社会福祉事業に特化した社会福祉法人による運営
「神戸永神館」は社会福祉法人豊益会が運営しています。社会福祉法人は、社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉法に基づいて設立される公益性の高い非営利法人です。
現在本施設の隣接地で幼保連携型認定こども園も運営しています。私達は社会福祉法人としての社会的使命を全うすると共に、ご入居者様が長期間安心してお住まいいただける施設を目指して運営させていただきます。
